2018年4月23日月曜日

(K0355)  ふるさとやわが町を思う「マチオモイ帖」 <地域の再構築>

 
 「地域の再構築」をどう進めていくか、難しい課題だ。一つのキーワードは「愛郷力」だ。自分の住んでいる地域を愛する。その前提が、地域が好きになる。その前提が地域の良いところが見えてくることだろう。
 

===== 引用はじめ
 プロの編集者や写真家などのクリエーターたちが、“わが町”や故郷に思いを込めて、冊子や映像で紹介する展覧会「わたしのマチオモイ帖」。

 東日本大震災をきっかけに全国に広がった「マチオモイ帖」。大阪市北区のメビック扇町で3月に開かれた展覧会では、冊子やポストカードなど約300作品が並んだ。かつて暮らした町へ、今暮らしている町へ…。どの作品も、優しいまなざしにあふれていた。
===== 引用おわり
 

 一つの小さな冊子「しげい帖」から始まり、今年の3月の時点で、1600もの「マチオモイ帖」が誕生した。
 

(1) 1冊から始まった

===== 引用はじめ
 生まれ故郷の重井町(広島県尾道市因島重井町)を紹介した、小さな冊子「しげい帖」を村上さんが最初に作り、自費出版したのは、平成23年4月。写真やポエム、小学校の校歌…。きめ細やかな、町への思いが伝わってくる。
===== 引用おわり
 

(2) 直ぐに、周囲のクリエーターたち34人が賛同した

===== 引用はじめ
 村上さんの活動は、瞬く間に広がった。すぐさま写真家やコピーライター、イラストレーターなど、周囲のクリエーターたち34人が賛同し、6月には「マチオモイ帖」プロジェクトが立ち上がった。
===== 引用おわり
 

(3) 東日本大震災(平成23年3月)の衝撃が動きを加速した

===== 引用はじめ
 きっかけは、村上さんが「しげい帖」を構想していたときに起こった東日本大震災だ。
 「町が一瞬で消え去る衝撃を受けました。自分に何ができるか考えたとき、ふるさとを精いっぱい思うことが、私の町を守ることになると感じました。与えられた使命だと」
===== 引用おわり
 

(4) 24年には10倍、324の「マチオモイ帖」が集まった

===== 引用はじめ
 人と人とのつながりや家族、町やふるさとを見つめ直そうという動きは、さらに日本全国のクリエーターたちに広がった。24年には10倍、324の「マチオモイ帖」が集まり、東京ミッドタウンで展覧会を開催。
===== 引用おわり
 

(5) 今年(平成30年)3月の時点で、1600もの「マチオモイ帖」が誕生した。
 
 

 スタートから携わっているコピーライター、村上美香さん(50)は「ふるさとを精いっぱい思うことが、町を守ることにもつながる」と話す。
 
===== 引用はじめ
 言葉は、最後まで生きる支えになる。言葉を大切にしていくことが、町を思うことにつながり、繰り返していくと輪が広がって、思いが届けられる
===== 引用おわり
 
===== 引用はじめ
 町を思うことが、自分が育んできた大切なものや出来事、そして人を改めて見つめ直すきっかけになると感じさせられた。(木村郁子)
===== 引用おわり
 


出典
故郷の姿 本や映像で / 「わたしのマチオモイ帖」
【WOMEN】 産経新聞(2018/04/10 夕刊)
 
ふるさとやわが町を思う「マチオモイ帖」をつくる 村上美香さん
https://www.sankei.com/west/news/180410/wst1804100064-n1.html
添付図は、このサイトから転載。


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