2018年4月6日金曜日

(K0339)  終末期の患者に治療控える選択肢(1) <臨死期>

 
===== 引用はじめ
 終末期を迎えた高齢者について、緩和ケアに移行することを選択肢に加える方針を、近年、複数の医学会が相次いで発表している。
===== 引用おわり
 
(1)  日本老年医学会
(2)  日本透析医学会
(3)  日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本循環器学会
(4)  日本呼吸器学会
 
添付表参照。
 



===== 引用はじめ
 背景には、苦しむ時間を延ばすよりも、自然で安らかな死を求める - といった価値観の変化がある。
===== 引用おわり


肺気腫を患う男性の長女の言葉
「肺炎の苦しみは、陸でおぼれているかのよう」が、
辛さを伝えてくれる。


朝野和典医師(大阪大学医学部付属病院感染制御部部長)によれば、
「終末期における誤嚥性肺炎は、抗生剤の投与などで軽快しても、何度も繰り返す可能性が高い」
「この場合、積極的な治療は次の肺炎の苦しみを予約することにもなる上に、ほとんどが近い将来の死を避けられない」


「最後の親孝行として『できる治療は何でもして』」と言う家族もいる。
それに対して、宮本顕二病院長(北海道中央労災病院)は、
「本人の思いを想像してほしい」と言う。
 


出典
終末期の患者に治療控える選択肢 自然で安らかな最期を求めて -
人生 マスターズ、産経新聞(2018/04/04)
添付の表も、この記事から再録


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