2018年4月5日木曜日

(K0338)  定年後の二つの生き方(連続か不連続か) <定年後>

 
 勤めていた会社の元副社長・技術開発本部長の来阪を機にゆかりの人が集まった。参加者は25名、思った以上に盛会だった。東京では何回かあったが大阪では初めてらしく「20年ぶり再会」もあったようだ。
 
 
 主賓挨拶のなかで、「退職しても現役時代からの続きで生きる人と、全く別の生き方をする人とがいるが、私は前者で、…」という話があった。その後、一人一人近況報告をした。
 
 概ね3種類、①元の会社或いは関連会社で現役、②再就職或いは会社を興して現役、そして③引退。引退した人は、ゴルフをしている人が数人、趣味の陶芸をしている人が一人、あとはのんびり過ごしているようだ。私のように引退して、バリバリ動き回っている人はいなかった。
 

 中学・高校の集まりでも、大学の集まりでも、私のような人はいない。だから同期会に出ても話が全然合わない。
 
 「私のような定年後の生き方をするタイプの人」がまったくいない状況で、中学・高校、大学、会社生活を過ごしてきたということであろう。今、振り返ると、そういう意味で大変だったのかなとも思う。
 
 また、定年が60歳で今が66歳。今私の周囲にいる人は、家族を除けば、ほぼ総入れ替えになっている。「過去の人」とは、年賀状では繋がっているがリアルには繋がっていないのは、こういう事情にもよるのだろう。
 


 もしも「働くとは、金を儲けることである」と定義するのなら、私が動くのはほとんどがボランティア・ベースだから、私は働いていないことになる。しかし「はた・らく」、即ち「傍を楽にする」ことが「働く」ことだと定義するなら、私は、ピカ一、ここにいる誰よりも働いていると思った。正確に言うなら「はた・らく」を目指して、継続的に努力中である。

 
 ゴルフや陶芸は、自分は楽しい一方、傍が楽になることはない。
 そういう生き方も良い。そうでない生き方も良い。わたしは、後者を選びたい。

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