2018年3月11日日曜日

(K0313)  高い目標を掲げるべきか /自治会長奮闘記(4) <地域の再構築>

 
 設定する目標レベルとして大きく分けて二つあると思う

(1) 高い目標を掲げ、頑張る
(2) 必要最低限を意識し、「プラス・アルファ」の目標を設定する
 

 収益を目的とする事業なら(1)がよいだろう。収益を多く得られれば、株主に多くの配当金を提供できるし、従業員に高い給料を払えるし、将来への投資もできる。しかし、自治会の場合は、どうだろうか。高い目標を掲げると、先に述べた「役員の満足する自治会活動」が厳しくなる。
 
 その一方、「必要最低限」が良いとは思えない。今度は、先に述べた「住民の満足する自治会会動」が厳しくなる。少しでも住民が満足してくれると、我々も元気になれる。「役員の満足する自治会活動」を得るには、どうしても「プラス・アルファ」が必要だろう。
 

 「アルファ」が何なのか、最初は分らなくてよい。いや、下手に分からない方がよい。活動をしながら、住民の声を聞きながら、「アルファ」を探し、決めていけばよい。分かったつもりで頑張って、「実は住民ニーズでなかった」となれば、それは無駄になってしまう。

 要望を全て取り上げる必要はない。受け入れられる我々の容量と、それが達成されたときの価値とを勘案しながら、取捨選択する。

 「住民の声を聞きながら」ではあるが、「何をしてほしいですか」などと露骨に聞かない方が良い。聞いて答えられてから断るのは気まずい。10個聞いてもできるのは1個、9個は断念せねばならないだろう。
 

 方針としては、「(2) 必要最低限を意識し、「プラス・アルファ」の目標を設定する」でいきたい。

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