2018年2月15日木曜日

(K0291)  マンション 認知症トラブル <脳の健康>

 
==== 引用はじめ
 マンション住人の高齢化に伴い、認知症になってごみ出しができなかったり、ぼや騒ぎを起こしたりといったトラブルが目立っている。周囲が異変を見過ごし、放置される人も少なくない。子供の独立などを機に移り住んだ夫婦が孤立し、問題が起きても気付かれないといったケースもある。
===== 引用おわり
 

具体的に、マンション住民が認知症で起こす主なトラブルの例としては、
 
===== 引用はじめ
  自分の部屋が分からなくなり、棟内をうろうろする
  外に出て、自分のマンションに戻れなくなる
  ごみ出しのルールが分からなくなり、苦情が起きる
  風呂などで水を出しっぱなしにして漏水を起こす
  ほかの住人から被害を受けたと思い込み、怒鳴り込む
===== 引用おわり
 

どうすればよいか。
 
===== 引用はじめ
 東京都健康長寿医療センター研究所の粟田主一研究部長は、4月には全国の自治体に設置される認知症初期集中支援チームの活用を訴える。「住人がおかしいと感じて支援チームに連絡すれば、福祉職員らが何度も話を聞きに来る。当事者と早期に接触して信頼関係を築き、受診を促したりする支援が必要だ」
===== 引用おわり
 

背景としては、マンションの高齢化と地縁の弱体化の現実がある。
 
===== 引用はじめ
 マンションでの高齢化は進む一方だ。25年度の国土交通省の調査では、世帯主を年代別でみると、60代の居住者が31%と最も多く、70代以上は19%。60代以上が半数を占め、5年前より約10ポイント増えた。対照的に、50代や40代は減っている。
 都内の民生委員は「マンション生活は快適な半面、『地縁』が薄くなり、新たな近所付き合いが必要だ。困ってからでは遅い」と心配する。
===== 引用おわり


 


出典
マンション 認知症トラブル  住民高齢化、進む孤立
産経新聞(2018/01/20

ごみだらけ、ぼや・漏水…集合住宅で認知症トラブル 周囲気付かず孤立、深刻化
http://www.sankei.com/life/news/180209/lif1802090019-n1.html


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