2017年8月31日木曜日

(K0122) 75歳以上のがん「治療せず」増加 <体の健康>


手術困難な場合は、痛み緩和を優先する傾向にあるのではないかと、私は思った。
 

X=「手術療法」「化学(薬物)療法」「放射線療法」(後述)あるいはその他の治療法
とすると、患者としては、次の三つの選択がある。

(1) Xの中から一つだけ選ぶ

(2) Xの中から2つ以上の治療を組み合わせる(集学的治療)

(3) Xのどれも選ばない

 
このうち(3)、すなわち治療を受けないことを選択したケースに注目すると、早期の状態であるステージⅠの大腸がんと診断された人の中で治療が行われなかった人の割合は、

(1) 4064歳では、1.6%

(2) 75歳以上では、4.6%

(3) 85歳以上では、18.1%

だった(27年度データ)。

「質の高いがん治療を提供する「がん診療連携拠点病院」から、がんと診断された患者」を対象とした、国立がん研究センターの調査による。

 

「高齢の患者は、糖尿病や高血圧などの持病があったり全身の状態が悪かったりして若い患者と同じ治療を受けるのが難しいとされている。」

 

がんの三大療法
===== 引用はじめ
 がんの告知を受けた方に示される治療方法は、基本的に「手術療法」「化学(薬物)療法」「放射線療法」の3種類があり、これを三大療法と呼んでいます。日本では、これまで手術ががん治療の中心にありましたが、近年は化学療法や放射線療法が進歩し、がんの種類やステージ(病期)によっては手術と変わらない効果が認められています。
===== 引用おわり
http://ganclass.jp/treatment/foundation/basic02.php

 
各々に問題点がある。
 

A.手術療法

A-1 創部(キズ)の治癒と全身の回復に時間がかかる
A-2 臓器を切除することによって、臓器や体の機能が失われることがある
A-3ごく小さな転移(微小転移)は治療できない
A-4手術不能な場所にできたがんには適応しない
 

B.化学(薬物)療法

B-1 がん細胞以外の健康な細胞にも悪影響を与えるため、さまざまな副作用があらわれる可能性がある
B-2 がんの種類によっては抗がん剤の効果があらわれにくい
B-3高額な薬を長期にわたって使用する場合もある
 

C.放射線療法

C-1 放射線の影響により、照射部分の炎症症状などの放射線障害があらわれる
C-2 めまいなどの全身症状があらわれることもある
C-3 密封小線源治療、放射性同位元素内用療法では、一部、行動の制限が必要

 

出展
産経新聞(2017/08/09) … 添付図はここから
http://www.sankei.com/life/news/170809/lif1708090004-n1.html

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