2017年5月4日木曜日

(K0006) PPK願望と現実 <仕上期>


PPKを希望する人が多いのは当然である。

===== 引用はじめ

ただ長生きするだけでなく、私たちが望むのは、
なくなる直前まで元気に活動するピンピンコロリ(PPK)の人生であり、
不幸にして長期の寝たきりになって亡くなるネンネンコロリ(NNK)ではないでしょう。

===== 引用おわり

 
 
現実としては、

===== 引用はじめ

平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します。
平均寿命と健康寿命(日常生活に制限のない期間)の差は、平成22年で、
男性9.13年、女性12.68年となっています。

(図参照)
===== 引用おわり



なかなか「ピンピン」から直ぐに「コロリ」という訳にはいかず、
10年程度の「ネンネン」を経由して「コロリ」に至るのが平均的のようだ。


節制と努力により「ネンネン」の平均期間10年を短縮できることはありえるが、
平均として0年にはならないだろう。

 
===== 引用はじめ

人はいずれ何らかの死因で死亡することになるが、
生命表の上で、ある年齢の者が将来どの死因で死亡するかを計算し、
確率の形で表したものが死因別死亡確率である。

平成22年の死因別死亡確率をみると、
0歳では男女とも悪性新生物で将来死亡する確率が最も高く、次いで、

男は心疾患、肺炎、脳血管疾患、
女は心疾患、脳血管疾患、肺炎

の順になっている。

(図参照)
===== 引用おわり

 

いずれの病気においても、日本では「殺さない医療体制・医療」が充実している。
病に倒れても、気を失っても、誰かが見つけてくれれば、
救急車が来てくれて、「一命をとりとめ」てくれることが多い。

しかし、健康体に戻れるとは限らない。

 

どんなに節制・養生しても、望んでも望まなくても
「ネンネン」の(長短はあろうが)期間を送ることになる可能性が高い。

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