2017年5月21日日曜日

(K0022) 「心の健康度」「心の自立度」「尊厳ある生」 / 自立度など <自立喪失からの脱却>


前回は、「体の健康度」「体の自立度」「生活の自立度」「生活の広義の自立度」について考察した。

今回は、「心の健康度」「心の自立度」「尊厳ある生」というものを考えてみたい。

 

「心の健康度」は、いくつかの要素を組み合わせたものと考えている。単純に言うと「明るく前向きな状態」をイメージしているが、「幸福感」とか「充実感」なども含めてよいと思っている。関本雅子(関本クリニック)は、「心の健康」を「たとえ心が病んでいようとも、家族・友人を思いやり、愛することができる」と定義づけている。

一方、精神疾患は対象外とする。これについては次回「脳の健康度」で考察する。

 
「心の自立度」は、「私は私らしくあり、私の事は私が適切に決める」という状態を想定している。これを先の「心の健康度」とは別のものとし、最重要なコンセプトと位置付ける

 
「尊厳ある生」は、形式的には先の「心の自立度」と違うが、実質的には深く関わっている。「尊厳ある生」は、「心の自立度」を伴っており、「心の自立度」を失うと「尊厳ある生」が危うくなる。

 

最も達成したい状態を次のように考える。

「輝き続ける人生を全うする」=「尊厳ある生」+「尊厳ある死」

そして、これは結果である。

 

何かをした結果、上の状態になる。
その何かとは、何か。

「心の自立度」=「私は私らしくあり、私の事は私が適切に決める」

と考える。

 

今回のまとめ:

「心の自立度」を高めることにより、
「心の健康度」を向上でき、また、
「尊厳ある生」「尊厳ある死」を実現できる。

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